カルメン Carmen 〜 設定と登場人物
オペラ [カルメン]
日本でも
もっともと言ったら過言ですが
どっちにしても めっちゃ有名なオペラ、
カルメン。
フランス語で歌われるこのオペラが
ここまで有名な理由のひとつは、やはり
名曲揃い
ということがあげられるでしょう
クラシックを知らない人でも絶対聞いたことのある、「前奏曲(闘牛士)」
単品でも聞き応えのある「闘牛士の歌」や「ハバネラ」「ジプシーの歌」
「夜想曲」「アラゴネーゼ」なども美しく華やかな音楽で
オペラの枠を飛び越えて
オーケストラ編成で「カルメン組曲」
その印象的な旋律を元にした「カルメン幻想曲」では
ヴァイオリンやピアノなどでソロ曲として演奏されるなど、
オペラに馴染みのないひとも耳にする機会の多いでしょう
この回はそんな オペラ「カルメン」 の
あらすじを紹介します
[カルメン(Carmen)]
原作:P.メリメ「カルメン」
作曲:G.ビゼー
言語:フランス語
初演:1875/3/3 パリ・オペラ・コミック座
公演時間:2時間40分
舞台
スペイン セビリヤ
登場人物
カルメン(メゾソプラノ) ; タバコ工場で働くジプシーの女
ドンホセ(テノール) ; ナバラ出身の軍隊の兵士
エスカミーリョ(バリトン) ; セビリヤ随一の闘牛士
ミカエラ(ソプラノ) ; ホセの許嫁
※物語の雰囲気を残すためにあえて”ジプシー” ”セビリヤ”と表記しております
※ナバラとはスペインとフランスにまたがって 中世に実在した小王国
時代背景
Ca1820 の、
ナポレオン率いるフランス軍の侵攻を撤退させ、
復位した、スペイン=ブルボン朝 フェルナンド7世の統治するスペイン
その中でも、セビリヤは、
スペイン立憲革命による自由主義者の拠点となっていた
フランス革命ナポレオン以前の王政時代に戻そう!
というキャンペーン中のウィーン体制下のスペインでは
”自由主義・国民主義”の運動が活発になっていた
ナポレオン時代にカディスで開かれた独立会議で定められた
「自由主義の政治的モデル」として最も優秀であった
”カディス憲法”の復活を要求して、スペイン軍海兵が反乱
その反乱をもとにスペイン立憲革命が成功される
あらすじ
タバコ工場で働くジプシーの女、カルメンは
工場の女たちの中でも、とびっきりの美人として有名だ
そして、とびっきり強気で、自分に振り向かない男を誘惑することでも。
そんなカルメンが、今回目を付けたのが
兵隊のドン・ホセ。
カルメンの情熱的なアピールにとうとう堕ちたドン・ホセは、
盗賊にまで身を落としてカルメンについていくが
カルメンの気持ちは長くはもたなかった
次にカルメンが恋に落ちたのは
セビリヤ一の闘牛士、エスカミーリョ
二人はあっという間に いい仲になるが
ドン・ホセはカルメンに振られた事実を受け入れられずに
しつこく言い寄り続ける
エスカミーリョの勝ち誇った態度の煽りにも
苛立ちを募らせたドン・ホセは、
とうとう 衝動に駆られて事件を起こしてしまう…
結論(結局ネタバレ含)
結論というか、
改めて勉強してみた感想なんですけど。
ホセって、ただのストーカー…
だってこんなにはっきり別れを告げられてるのに、
最後まで気づかずに、
「君も僕が好きなはずだ!」
とか言って、カルメンのことを付け回して
逃げ切ったと思ったら
広場に外套被って現れて、
「一緒に駆け落ちしよう」とか言って、、、
こんな男いたら、とんでもなく恐怖ですよね
恐ろしっ…
いや、種撒いたのカルメンなんだけどさ。わかってるけどさ…
ということで、世界的に有名な歌劇『カルメン』は
ストーカー殺人事件
のお話でした